ペットを超えた犬とのきずな

犬猫はペットでダントツ

 

家族で飼っているペットは?、と聞くと「犬」「猫」がダントツで多いと思います。昔から犬猫は家族のペットとして愛されていますね。我が家ではずっと前から犬を飼い続けています。もうかれこれ30年以上、犬との付き合いが続いています。それも犬種が決まっていて、ずっと柴犬。それまで犬を飼ったことがなく、鶏を飼って卵を食べたり、近所にうろつく野良猫を飼いならしてペットのように可愛がったり・・・。犬には無縁の生活を送ってきました。あるとき家族の誰かが「犬を飼ってみようじゃないか。」といい始めたのがきっかけでペットショップから初の犬を購入。初代の犬は茶色の雄の柴犬でした。それまで犬にあまりなじみがなかった我が家。物珍しさから毎日かわいがり、散歩に連れ出したり、お手やお座りなどの芸を教えたり・・・、と家族みんなに愛されて柴犬くんはぐんぐん育ちました。そののち、柴犬くんにお嫁さんが出来ました。やっぱり同じ茶色の柴犬。雄の柴犬はちょっとドジで頼りない性格。そんな柴犬くんをフォローするように、お嫁にきた柴犬ちゃんはチャキチャキとしてとってもしっかりした小柄な女の子でした。二匹を一緒に散歩に連れ出すと、ドジな柴犬くんに嚙みついて時々喝を入れる柴犬ちゃん。とってもお似合いの二匹で微笑ましかったです。

その後家族が増えました。2匹の雄雌の二世誕生。我が家の玄関先で早朝から出産が始まり、家族みんなが見守る中、小さな命が誕生しました。その時の感動は今でも鮮明に思い出されます。生まれてすぐに体重をはかりつづけました。小さな体でも、すごい力でお母さんのおっぱいを飲むのです。毎日少しずつ体重は増えていき、あっという間に大きくなります。同じお母さんから生まれたのに、二匹の性格は全く違っていました。雄はお父さんに似て(?)ちょっとドジで呑気な性格。

飼っていた犬の話

雌はどちらに似たのか、とっても神経質。ちょっとしたことにもおびえて、すぐに物陰に隠れてしまうようなタイプ。そんな犬たちの生活を見ていると、一日があっという間に過ぎていきます。この子たちには去勢手術をしました。柴犬4匹の家族の面倒を見るのは本当に大変!。これ以上増えると手に負えなくなる、ということから家族みんなで決めました。そうこうしているうちにこの柴犬家族の代が終わってしまい、またまた柴犬の雌を購入。この子はおっとりしていて、いつもお昼寝をしていた記憶があります。そして現在はまた次の柴犬が。

こちらも雌、初めて真っ黒な黒柴登場です。この子はとってもやんちゃで甘えん坊。こうしてたくさんの柴犬と過ごしてきましたが、本当に色んな性格の子、色んな体質の子、一匹として似たような子はいませんでした。そしてこの子たちと生活してきて、私たち人間家族を学ぶことがたくさん。

ただただかわいいと甘やかすだけでは犬のほうも暴走してしまい、結果家族みんなも苦労してしまう。適度に厳しく、遊ぶときには思い切り遊ぶ・・・。そんな「育てる」楽しさも味わわせてもらうことができました。もはや我が家にとって、犬とはペットを超えて家族の一員。これからも、きっとそんな関係が続いていくと信じています。