猫とマンションで暮らすことは幸せなのかな
猫3匹とマンションで暮らしています。
うちのマンションは、分譲マンションで、ペット可のマンションです。ですが、当然管理規約があって、猫は2匹まで、と決められています。そのため、うちは、いわば、規則違反をしていることになります。
この規約違反の言い訳をさせてもらうならば、一匹の猫は、事故にあった子で、やむをえず、一時保護したという扱いである、ということです。
たしかに、最初はそのつもりだったのですが、障害が残ってしまったため、引き取り手がなかったのです。ですから、もうかれこれ、6年近くその子と暮らしていますので、一番から、この言い訳も怪しいものと重々承知しています。
今いる猫たちは、すべて外で暮らしていた子です。ですから、外がとても恋しいようです。
マンションの窓から、翌外を眺めていますが、残念ながら、土は猫たちの視線では、見ることができません。街中に暮らしているということもあって、視界に入るのは、多くはビルで、あとは、猫たちが時々、声を出して、呼びかけている鳥たちでしょう。この鳥たちに、小さな声で、にゃっにゃっと鳴いている姿を見ると、本能が目覚めているんだろうな、なんて思ってしまいます。
マンションのバルコニーへの出入り口のガラスの前に座っていることもよくあります。一つはちょうど陽射しがあたるから、ひなたぼっこ、ということもありますが、もう一つは、出入り口のガラス戸をあけて、網戸にしていると、外の気配を感じることができるからだろうと思います。じっと、外の音を耳を澄まして聞いていることもよくあります。さらに、人間のスキを狙っているときもあります。
洗濯物を干すときに、一瞬網戸が開いたときを狙って、ちゃちゃっとバルコニーに出るのです。そうなると、大変です。驚かせると、高い階から地上に落ちることになりますので、そーっと、そーっと、近づいて、後ろからゆっくりと猫を確保します。実際、手すりの細いところの上に上がり、本当に怖い思いをしたことがありますから、気を付けてはいるのですが、猫と知恵比べをすることになります。
外にいた猫とマンションで暮らしていて、このような経験をすることから、本当に猫たちは幸せなのだろうか、とふと思うことがあります。それでもマンション暮らしをやめることはないので、マンションのなかで、猫が少しでも幸せに暮らせるように、ということを日々考えています。