もふもふ!犬猫に次ぐ新たなアイドルはうさぎです

みなさんはうさぎを飼ったことがあるでしょうか。
動物園のふれあい広場でなら……という方のために、今日はうさぎの魅力をたっぷりご紹介したいと思います。

うさぎはきれい好きです。そのため、常に毛づくろいを欠かしません。前脚をぽぽぽ、と振り、そのあと顔を入念に洗う姿は本当に可愛いです。

たまにお風呂に入れる動画などが動画サイトなどにアップされていますが、うさぎはお風呂に入れる必要はありません。万が一おしっこなどでおしりが汚れてしまったら、やさしく、ぬるめのお湯で洗ってあげるくらいにしてあげてください。

うさぎは表情豊かです。一見、無表情に見えるうさぎですが、実は表情豊かです。個体差によりますが、興奮したときは「グッグ」と鳴いたり、嫌な時は「プープー」と言ったり。飼い主になついて足の周りをくるくると回るのは「遊んで!」というサインです。うさぎの愛情表現は目を細めて歯ぎしり(コリコリと聞こえます)をしたり、飼い主の手をぺろぺろとなめたりします。
有名なところは「足ダン(床ダン)」でしょうか。足ダンというのはうさぎが危険を察知したときに、自ら身を挺して仲間に危険を知らせるサインで、家うさぎの場合は「自らに危険が迫った時」や「気に入らない、不機嫌」といったときに足ダンをします。
うさぎのキック力は相当なもので、前脚の3倍近くの大きさがあります。

個体差にもよりますが、うさぎはだっこが苦手です。
草食動物の中で一番弱い位置にいるので、おなか側に手を差し入れられることを極端に嫌がります。
抱っこするときはうつぶせのまま優しく持ち上げて、体に密着させるようにして抱っこします。
それでも暴れるようでしたら、そのうさぎは抱っこが苦手な個体なので、抱っこをあきらめましょう。

うさぎはうんちをたべます。この行動は「食糞」といって、消化しきれなかった栄養を、いったんうんちとして外に出し、もう一度食べます。食糞をするうんちは「盲腸糞」と呼ばれており、直接おしりから食べるため、あまりお目にかかれませんが、ぶどう状に連なっているのが盲腸糞です。丸くてコロコロしたうんちは、2回目のうんちですが、これも実は汚くないのです。

これはうさぎの豆知識なのですが、動物の中で毛が一番密集しているのはラッコで、二番目がうさぎです。ですので毛並みの良さはトップクラスです。

うさぎと一緒におでかけしたい!部屋んぽ(部屋の中でお散歩させること)だけでは物足りないという方はうさんぽに連れて行ってみて挙げるといいと思います。
ですが、犬や猫などと違ってうさぎはとても臆病なので、うさんぽは基本的には必要ないです。
野山を駆け巡っているうさぎなのだから、外に出すのは当然じゃないの?という疑問が聞こえてきそうですが、アスファルトやコンクリートの地面はうさぎにとってはとても硬いのです。
それでもうさんぽがしたい!という方は、ハーネスを付けることから始めてください。

最後に。うさぎはとても繊細な生き物です。
耳がとても良いのでテレビの近くで飼うのはいけませんし、室内温度を一定に保ったり、グルメなので食餌を選り好みしたりします。ですが、うさぎと人間が共に暮らすということは、うさぎが繊細だということをしっかり学んでから飼ってくださると嬉しいです。