野生化したウサギも場所によって性格も様々…

最近ペットショップでもその可愛らしい姿を頻繁に見掛ける様になり、一度は飼ってみたいという強烈な欲求に駆られる場面も多くなったウサギ。
現在3匹の猫と同居している私にとってウサギを飼うという行為はかなりハードルが高く、かろうじてその欲求を抑え切れている状態なのですが、それでも昨年の夏に兎の島として全国的にもすっかり有名となった広島県の大久野島を訪れる機会があり、その魅力に完全にハマりかけたものです。

島内のあちこちに半野生化したウサギが生息しており、その数は話によると何と700羽に達するとか。どうりで到着後至る所でその可愛らしい姿を見掛けた訳です。
もちろん多くのウサギが人慣れしており、間近で餌をあげたり一緒に寛いだりする事も可能。デリケートな事もありさすがに抱っこは出来ませんでしたが、ケージ越しとなるペットショップとは違い、直接撫でて可愛がる事が出来、しばし素敵な癒しの時間を過ごさせてくれました。
こんな環境は日本国内でも滅多に無い事。帰宅後は再び猫と暮らし、時折訪れるペットショップやカフェでウサギを見て癒される日々が戻ってきました。

放し飼いにされているウサギを見る事は今後二度と無いだろうと思っていたのですが、その機会はしばらくの後、別の場所で再びやってきたのです。それも本土から遠く離れた離島。しかも大久野島とは違い自然環境もかなり厳しそうな島でした。
それは今年の初夏にマリンレジャー目的で訪れた石垣島での事。

梅雨末期の強い雨に祟られた到着初日は、予定通り予約していたレンタカーに乗り島内一周の観光に出掛けたのですが、その道中訪れた玉取崎展望台の公園内にたった1羽で草を食んでいるウサギを発見したのです。

こんな亜熱帯の島にウサギが野生状態で生きている事にビックリしたものですが、後にネット調べてみると他の多くの人に話題にされている様で、よく誰にもさらわれず、そして野良猫にも襲われず生き抜いてきたものかと妙に感心してしまいました。

大久野島のウサギとは違いさすがに性格は臆病の様で、こちらの姿を見ると程無く逃げ出し姿を消してしまいましたが、あのウサギの姿が今でも頭の中に強く残っています。
まだ元気でいるといいのですが…