猫のみ~ちゃん

初めて彼氏の両親に会いに彼の実家へ。車から降りて玄関にはいろうとしたら、「ミャ~」とまん丸に太ってキリッとした目が印象的な猫がやってきました。彼が「うちで飼ってる猫。み~ちゃんです。もう16歳なんだよ!」と紹介くれました。それから両親にご挨拶も無事に終え、数ヶ月後彼と結婚してからも彼の実家にいくたびに「ミャ~」と出迎えてくれていました。み~ちゃんは近所の犬が散歩して近づいてきても、全く動じることなく犬の方が逃げていくくらいの貫禄のある猫です。はじめの頃は私が「み~ちゃん!」と声をかけると、シャッ!と威嚇してきて少し怖い猫だな。と思っていました。

そんな少し怖いみ~ちゃんですが、お母さん(彼の母親)の言うことだけは聞いていました。部屋に入りなさい、こっちにおいで。と言われると、いつもより少し高い鳴き声で「ミャャ~」と甘えていました。
夏になると、お母さんにお風呂場でシャンプーと長くなった毛の整えてもらうそうでその様子を彼の実家に見に行ったことがあります。とっても気持ちよさそうで今にも眠ってしまいそうな様子でシャンプーしてもらっていました。そんなみ~ちゃんを見てとっても癒やされました。

み~ちゃんは高齢の猫だからかあまり歩いたり動いたりはしていませんでした。自分の部屋から外にでていつも決まった場所にごろんっと寝そべったりしていました。でも時々実家にいくときに猫用のお菓子を買ってもっていくと、元気に私に近寄ってきます。だんだんと私にも慣れてきたのか、私の足の上に乗ってきてくれるようになりました。私が小さい頃に近所に小さな子猫がいました。かわいくて自分の家から食べ物を持って子猫にあげていたりしました。どうしても家で飼いたくて両親にお願いしたけど、だめよ。と言われ飼うことができませんでした。でも諦めきれずこっそり自分の部屋で一緒に寝たりもしてました。そうするうちに猫がだんだん家にいるようになって両親もしょうがなく飼ってもいいよ。と言ってくれました。それから10年猫と一緒に暮らしましたが、病気になって亡くなってしまいました。とっても悲しくてずーっと泣いていた記憶があります。だからもともと猫が大好きな私にとってみ~ちゃんはかわいくてみ~ちゃんに会いによく彼と彼の実家に行ってました。み~ちゃんと出会って初めての冬の夜に16歳でみ~ちゃんは亡くなってしまいました。

突然だったので驚いたと同時にもう彼の実家にみ~ちゃんはいないんだ。と寂しくなりました。み~ちゃんが亡くなって三年たちますが、今でもペットのお墓に眠っているみ~ちゃんに会いにいっています。小さい頃に飼っていた猫のお墓にも会いにいっています。私に出会ってくれた2匹の猫。今でも時々思い出す姿に癒やされています。

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